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2003年1月3日更新
機械式ながら、そのメカニズムの良さから評価の高いExpertMousePROを紹介します。
手始めは概観から。
ボールは置いてあるだけなので持ち上げれば外れます(4枚目)。
底面四隅のネジ(5枚目)を外すと底板がはずれます。
底面やや左上にあるコマ(5,6枚目)はボールを支える大事な部品です。すぐ外れるので気を付けましょう。縦横に配置された大きなベアリングの側面にある微細な縞模様(3枚目)がこのトラックボールの命です。ベアリングには結構ホコリが付いています(3,4枚目)。綿棒などでそっと掃除しておきましょう。
メイン基板ほぼ四隅のネジ(7枚目)を外すとメイン基板がはずれます。
メイン基板を起こしたところ(1枚目)ケーブルがたくさんつながっているので注意しましょう。
機構の要である回転センサ(2枚目)。L字の足が2本出ている発光体(肉眼では見えませんが)から照射した光がベアリング側面の縞模様で反射し、円筒形のレンズを通してセンサ(手前にある透明パーツの四角い部品)で検知されるという仕組みです。レンズの付近にホコリがたまると、縦または横軸のみ動かないと言う故障のような状態になります。そう簡単にそこまでホコリはたまりませんが。
4つのクリックボタンは全てOMRON製のマイクロスイッチ(4枚目)。スイッチ側面には"D2F-01"の型番が読みとれます(5枚目)。
ホイールの基板のネジ2本を外すと基板が外せます(1枚目)。
ホイールを外したところ(2枚目)。KENSINTONのトラックボールは、この左側のパーツで回転検知と回転のクリック感を出していますが、この回転検知のできが悪く、ホイールに触れただけでスクロールしてしまうものが多いようです。左側のパーツは回転軸は固定なので、ホイールをクリックしたときは右側にあるタクトスイッチ(メーカ・型番不詳)でクリックします。
ホイール自身は仕掛けはありません(4,5枚目)。左側の軸(5枚目)は、よく見ると6角形になっていて、回転を伝えられるようになっています。
ネジ8本を外すとダイレクトラウンチボタンの基板が外れます(1枚目)。実は、ここまでに外したネジは全て同じ形状で、分解は楽でした。
ボタンは左右で別々になっていて、3つづつの接点を持つラバーコンタクトタイプのスイッチで構成されています。8本ものネジはホコリの侵入を防ぐ設計の表れでしょう。
4つのクリックボタンは本体カバー側にネジ止めされています。このネジだけはここまでのものより小さいネジを使っていました。
第1、第2ボタンは1つの部品(1枚目)。第3、第4ボタンは別々の部品(2枚目)になっています。ヒンジ部分が薄くなっているので、この部品自体はほとんどバネの役割は持っていません。マイクロスイッチのクリック感を伝えているだけという感じです。
全部ばらしたところです。
まあ、部品点数としては想像の範囲と言うところでしょうか。
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